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「レトルトシチュー」 de「シチューナーラ」の巻

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引越しをします。

アメーバブログへ?
Livedoorブログへ?
Yahooブログへ?

ちゃう、ちゃう、ちゃいまんねん。
ブログの引越しじゃないの、荷造りをするほうの引越しなのよ。

私がこれまでに経験した引越しは計2回。
1度目は、小学4年生の頃にした名古屋から岐阜への引越し。
2度目は、26歳のときに経験した岐阜から東京への引越しでした。

いま私は、3度目の引越しの荷物を少しでも減らすため、
いらなくなった服や家財を処分しています。

新しい生活を始めるために置いていくもの。

それは、洗濯機? それは、冷蔵庫? 
それとも、友人? もしかすると家族ですか?

寂しいね。悲しいね。
けれども、これは新たなる出発なんだ。決して後ろ向きな出来事じゃないんだよ

洗濯機さん。いままでたくさんの服を洗ってくれてありがとう。
冷蔵庫さん。14000円という低価格で買ったにも関わらず、たくさん働いてくれました。
友よ。これは別れではない。お互いが望めば、またいつだって会える。
家族。どうかこれからも、私を遠くから応援しておくれ。

さぁ、はたして、私のゆく新たなる旅には、一体何が待ち受けているのでしょうか?
何を目にして、何を聞いて、何と出会っていくのだろう。

ありがとう、昨日までの暮らし。そして、ようこそ明日からの生活よ。
さぁ、私の新たな「シチュエーションならでは」の生活が始まろうとしています。

「シチュ」エーション「なら」では

「シチュー」「ナーラ」

『シチューナーラ』

<材料:2人前>
スパゲッティーニ…200g
レトルトシチュー…1袋
ベーコン(短冊切り)…4枚
卵黄…2個
オリーブオイル…大さじ2
黒こしょう…少々

<手順>
1 フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、ベーコンを炒め、
レトルトシチューを加えてひと煮立ちする。
2 パスタを絡め、卵黄をのせ、黒こしょうをふって、フィニッシュ!

レトルトシチューを使ったカルボナーラになります。
生クリームがなくても濃厚な味わいが楽しめるのがGOODです♪

とまぁ、冒頭の文章で、引越しについて仰々しく書き綴ってみたわけですが、
今回の私にとって3度目の引越しは、東京都内から、同じく都内への転居であり、
しかも距離も3キロほど移動するだけ。

はっきりいって近いです。

小学生の頃の引越しで、離れてしまった大好きだったあの娘への「またね」。
東京に出てくるにあたり経験した、
親元からの旅立ちと、古くからの友人たちに向けた「行ってきます」。

そんな2度の大きな引越しに比べれば、
今回のものは、なんちゃないことなのかもしれません。

それでも、2年を共にした自分の部屋を後にするというのは、感慨深いものがあります。
だって、ひとり暮らしを始めた最初の部屋だもの。

「いままでどうもありがとな」。


花嫁は~♪ 夜汽車に乗ってぇ~、嫁いでぇ~パ~ス~タ~♪

BY パスタ熱血向上委員会:書記キムラ


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「中日ドラゴンズ 2010年度クライマックスシリーズ優勝」の巻

               無題

さぁ、来たぞ、いよいよ来たぞ。
中日ドラゴンズ、日本シリーズ進出決定だ♪

さぁ、本日は前回からの記事の流れで、
浜田省吾さんにゲストとして来てもらっています。

               無題4

「どうも、浜田省吾です。中日ドラゴンズさん、優勝おめでとうございます」

グラサン。バンダナ。確かにハマショーのようですが、
なんか微妙に違和感があるような気がするのは私だけでしょうか?

そもそも、ハマショーは、
こんなにおヒゲが濃かったかしらん…。

               無題3

「どうも、浜田省吾です。中日ドラゴンズさん、優勝おめでとうございます」

帽子をちょちょっと剥ぐと、あれま、ぴっかピカ♪
その姿はまるで落ち武者のよう。

あれ、ちょっと待てよ、
そういえば、ハマショーは、確か広島東洋カープのファンのハズじゃ…。

               無題2

「どうも、浜田省吾です。中日ドラゴンズさん、優勝おめでとうございます」

いや、違う、あなたはハマショーじゃない。
グラサンでは隠し切れない、その打球の伸び。

ん…、ん~!
嗚呼、あなたはもしや…?

               無題1

「どうも、中日ドラゴンズのベンちゃんこと、和田一浩です」

和田! 和田! 和田! 和田! 和田! 和田!
あなたの一振りが、すがりつく巨人の息の根を止めたのだ。MVPおめでとうございます。

なにはともあれ、完全優勝を果たすために、倒す球団は残り1球団。
打倒、千葉ロッテマリーンズ。

さぁ、行け行け、我らが中日ドラゴンズ♪
竜の叫びを日本中に響かせろ!


勇む力 踊る鼓動 快音を打ち鳴らして
夢奏で茹でるパスタ 刻め一浩 かっとばせ~ わ~だ!

BY パスタ熱血向上委員会:書記キムラ

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「タラコ」de「タラコクリームパスタ」の巻

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ハマショー好キ求ム

尾崎豊、オアシス、マッキーなど、いままでにも、
このブログにて、かつて私が愛した音楽について書かせていただきました。

今回はハマショーこと、浜田省吾についてです。
ずばり、私の周りにはハマショーが好きだという友人知人がいません。

私事で申し訳ないのですが、高校生の頃の自分の頭の中には、
尾崎豊、ブルーハーツ、浜田省吾という、「反骨の3スター」というものが存在しておりました。

いまでも、音楽の話題になると、私はよく、この「反骨の3スター」についてお話をします。

まずは、尾崎豊について、話をします。
「俺も好きなんだよ。大人になっても聞き続けていきたい」。多くの人が共感してくれます。

次は、ブルーハーツについて、話をします。
「カッコイイよね。ヒロトとマーシーどっち派?」。やはり、共感してくれる人がたくさん現れます。

最後に、ハマショー。
「浜田省吾? あぁ、俺グラサンに興味ないから」。
さっきまでとはうって変わり、共感してくれる人は、誰ひとり現れませんでした。

ハマショー、イイのになぁ~。みんな聴けばイイのになぁ~。

「そうか、世代が違うから、反応が薄いのかもしれないな」。
そう思うと、私は道行くおっちゃんたちに同じ質問をしてみることにしました。

ところが、長渕や永ちゃん、陽水を聴いてきたという人はいても、
ハマショーで育ってきた人は誰ひとり現れませんでした。

ねぇ、教えてハマショー、あなたに夢中なのは私だけなの?
もしかして、私はアヒルなの? ひとりだけ色が違う、みにくいアヒルの子なの?

私はシクシク泣き始めました。あぁ、ハマショー、悲しいのは私だけなの?

すると、空から、ハマショーの歌声が聞こえてきます。

だ~れ~もがぁ~ WOW WOW WOW 泣いている~♪(「悲しみは雪のように」)

そうか、そうだよね。誰もが涙を見せずに泣いているんだよね。私だけじゃない。
そう思うと、お腹の中でポッと火がついたかのように、勇気と元気が湧いてきました。

ありがとうハマショー。

私の心の声はハマショーに届いたでしょうか?
そして、その分厚い唇を「コ」の字に曲げて微笑んでくれたでしょうか?

サングラスで語られることの多い…というか、
サングラスでしか語られることのないハマショーですが、
実はこの「タラコ唇」も、知る人ぞ知る、彼のトレードマークなのです。

そんなハマショーには、もちろんタラコ系のパスタが似合いますよね♪

「タラコクリームパスタ」

<材料:2人前>
スパゲッティーニ…200g
タラコ(ほぐしたもの)…1腹
生クリーム…100cc
バター…小さじ2
めんつゆ(ストレート)…100cc
刻みのり…お好み

<手順>
1 フライパンに生クリーム、めんつゆ、タラコを入れ、ひと煮立ちさせる。
2 パスタとバターを絡め、刻みのりを散らして、フィニッシュ!

…すみません。
書いているうちにフザけてしまいました。

けれども、私が浜田省吾さんを好きだったことは事実です。

彼が歌う「反抗」を聴き、この世界を取り巻く矛盾を知りました。
彼が歌う「平和」を聴き、ひとに優しく接しようと思いました。
彼が歌う「愛」を聴き、大人の恋愛に憧れました。

憧れすぎて、サングラスをかけ、
バンダナを巻き、細身のブルージーンズと、白いランニングシャツを着て、
鏡の前でギターを構えたこともあります。yeah!!

ハマショー、イイのになぁ~。みんな聴けばイイのになぁ~。

ねぇねぇ、誰かハマショーが好きな方はいませんか?





パスタという名のもとに

BY パスタ熱血向上委員会:書記キムラ


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「そうだ、北へ 行こう:あとがき」の巻

無題

あとがき (パスタ熱血向上委員会:書記キムラ)

「そうだ、北へ 行こう」を書き始めてから、
7回目にしてようやくこのお話を終えることができました。

このブログを立ち上げてはや10ヶ月。
ここにきて、パスタのレシピはもとより、そのレシピに付随する「お話」に関して、
「ネタ切れ」感が否めなくなってきました。(まぁ、もともと付ける必要のないものですが…)

そこで、思いついたのが、
私が20歳の頃に経験した北海道へのひとり旅を、
時間稼ぎのために、3回に振りけて書いてしまおうといったものでした。

そうです。このお話は当初は3回で終る予定のものだったのです。

ところが、物語を書き進めていくうちに、あれよあれよと湧き出してくる思い出たち…、
「こんなにも、あのひとり旅は自分の中に息づいていたのだな」と、私自身が一番驚いています。

おおまかな、旅の流れは本文に書き示した通りですが、
こんなにも北海道への往復に時間がかかってしまったのは、
実は、その道程の駅々で、私が途中下車をしていたためなのです。

ただその事を文章として書き起こさなかったのは、
あまりに、どの駅の風景も街並みも、他と似すぎていたからでした。
特に刺激を感じなかったのです。

「あぁもう、日本の駅前の風景というのは、すでに画一化されてしまって、
 それぞれの特徴というものが、なくなってしまっているのだな」
そう残念に感じたことを覚えています。

実際はそうではないのかもしれません。
あくまで私は、どの街に関しても新参者で、深くまで入り込んだわけではないのですから…。

北海道への旅から10年近く経ち、
いま私は、実家のある岐阜を離れ、東京に住んでいます。
旅の1日目で恐怖を感じた街に、まさか自分が住むことになろうとは、思いもよりませんでした。

「Life less ordinary(人生に普通なんてありえない:普通じゃない)」
これは、私の大好きな言葉のひとつです。

そう考えると、毎晩のごとく寝床を求めて彷徨い歩くはめになった「北への旅」と、
「人生」というものは、もしかすると似ているのかもしれません。

いま現在、旅を振り返ってみて思うのは、それぐらいでしょうか?
いまだにこのひとり旅が自分に何をもたらしてくれたのかは分からないままです。

それでは、最後にこのお話を読んで下さった方々にお礼を申し上げたいと思います。

「ありがとう」
皆さんの声援のおかげで、「そうだ、北へ 行こう」を書き上げることができました。

毎度バカバカしいお話ばかりですみません。
パスタレシピを紹介するブログなのに、もはやそっちがオマケになってしまっています。
けれども、私はそれに反省することなく、訳の分からない記事ばかりを書き続けるでしょう。

いつもコメントをいただけてありがたく思います。
このところ、頂戴するばかりになり、コメント返信すら遅くなってしまい申し訳ありません。
どうか、これからもよろしくお願い致します。

皆さん、人生を旅しよう♪

…とかなんとか、格好をつけて、「あとがき」とか書いてみたかったんだよなぁ~(笑)

本編はこちらから→「そうだ、北へ 行こう


そうだ、パスタ 食べよう

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「イカ缶」de「イカキャベチーノ」の巻

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「そうだ、北へ 行こう(その7)」
                          ↓前回記事はコチラから↓       
<前回までの続き>       「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6
「旅」というものに憧れていた、ニ十歳の頃の私は、
「青春18切符」を片手に、北へと向かう電車の旅に出かけた。
4日目。北海道から折り返しの旅を始めていた私だったが、
予定より進行が大幅に遅れ、東京に着く予定のところを福島駅でストップしてしまった。
そして、旅の最終日。5日目…。


旅って一体何なんだろう?

以前読んだ雑誌の記事で、石田衣良さんが旅についてのコメントを出していた。
「少年は旅に出たところでたいして何も変わりはしない。
                    旅に出ようと思った時点で少年はすでに成長したのだ」

青春18切符の旅、5日目。
早朝に福島駅を経った私は、昼近くに東京の高田馬場駅へと到着した。
先日、電話で連絡を取った友人と、再度の待ち合わせをしていたためである。

「青春18切符」の有効利用回数は今日の分で終わりだ。
本当なら、私は本日中に、実家のある岐阜へと帰りつかなくてはならない。

しかしながら、ここに来るまでの電車の中で、私はその予定をリタイヤすることを決めていた。
1日だけ旅の時間を延長し、東京という街を満喫してみようと思ったのである。

「おうおう、久しぶりやないか」
友人が待ち合わせの場所、高田馬場駅前の「BIG BOX」へとニコニコしながらやってきた。

「お前、明日バイトって言ってたやろ? 帰らないかんとちゃうんか?」
「あぁ、さっき明日休みますって電話入れておいた。だから今日はお前んちに泊まるわ」
「ふ~ん、そうか。なら東京の街をたっぷり案内したるわ。行こうぜ」

私は、友人の歩調に合わせるように、
大小たくさんのビルが立ち並ぶ、大都会東京の街を歩き始めた。
それにしても人が多い。次から次へと、どこからともなく湧き出てくる。

「そういえばさ、北海道に行ってきたんだから、美味しいものとか食べてきたのか?」
「いや、ほとんど何も…」、「なんやそれ。どうせなら有名な駅弁とか食べてくれば良かったのに」
「有名な駅弁?」、「そうそう。確か函館だと“いかめし”とかが有名じゃなかったけ?」
「へぇ~“いかめし”ってそうなんだ。全然頭になかったわ」

『イカキャベチーノ』

<材料:2人前>
スパゲッティーニ…200g
イカ缶(汁ごと)…1缶
キャベツ…好きなだけ
にんにく(みじん切り)…1~2かけ
鷹の爪(輪切り)…1~2本
オリーブオイル…大さじ3
塩・こしょう…各少々

<手順>
1 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら、
鷹の爪、キャベツ、イカ缶を強火で炒める。
2 パスタを絡ませ、塩・こしょうで味を調えて、フィニッシュ!

友人に新宿周辺をぐるぐると案内された後、私は友人宅に泊まらせてもらうこととなった。
ゴミや荷物が散乱している部屋内は、
私がこの旅の最中、寝床として使ったどの場所よりも狭く、そして恐ろしく汚かった。

そして、青春18切符の旅、6日目。
友人に別れを告げ、東京を後にした私は、
静岡を経由して名古屋へと向かう電車に乗っている。

5日目で「青春18切符」を使い切り、
6日目の東京から岐阜までの電車賃は、割り増しという形となったが、それでイイ。後悔はない。

車窓というキャンパスに描かれた草木たちが、
黄金色の夕日を浴びながら、右から左へゆっくりと流れていく。

旅が終ろうとしていた。
果てして、この北への旅を通じて、私は何を得ることができたのだろうか?
何かを掴むことができたのだろうか?

分からない。

車窓の景色を眺めながら、
旅先での出来事を振り返ってみたところで、それは依然として分からない。
もしかすると、そのうち分かるものなのか?

電車が停車する。
ドアが開閉する音がする。
そして、またゆっくりと走り出す。
スピードが上がる。
私は車窓を眺め続ける。

あぁ、なんだ、ここはもう知った景色じゃないか。
(了)

この物語のあとがきはこちらから→「あとがき

思えば遠くへ来たもんだ 故郷離れて六年目
思えばパスタと来たもんだ この先どこまでゆくのやら

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「鮭フレーク」de「サーモンおろしフジッリ」の巻

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「そうだ、北へ 行こう(その6)」

<前回までの続き> 前回記事はコチラから→「その1」「その2」「その3」「その4」「その5
「旅」というものに憧れていた、ニ十歳の頃の私は、
「青春18切符」を片手に、北へと向かう電車の旅に出かけた。
4日目の夜。この日のうちに、東京へ辿りつくはず予定だったが、
思いは叶わず、道中半ばの福島駅で終電を迎えてしまう。
そして、旅の疲労に全身を支配された私は、
福島駅周辺の探索も早々に、その場にヘタれこんでしまった。
すると、不思議なことに、目の前には「極楽湯」と看板に書かれた建物が。
どうやら、私は極楽浄土の地へとやってきてしまったらしい…


お~、お気楽極楽。

そう、そこはまさしく「極楽湯」。
露天風呂。ジェットバス。寝湯。電気風呂。座り湯。替わり湯。気泡湯。
何種類もの浴槽には、様々な色をしたお湯がたっぷりとはられている。

おかしい。私は現世で人のためになるような、何か良い行いをしたのだろうか?

極楽湯に住んでいる温かな顔をした蒸気たちが、
北の旅で、冷えきった心と体を優しげに包み込んでくれる。

おかしい。私は現世で人の迷惑になることしかしていないはずだが?

極楽湯に流れている、世話好きなお湯たちが、
間接の節々に詰まった疲労を、ほのぼの柔らかにほぐしてくれる。

嗚呼、神様。こんなロクデナシの私に、
このような、ありがたいご好意を与えてくださりまして、誠にありがとうございます。
今度、生まれ変わりました際には、必ずや、世のため人のために尽くすことを約束いたします。

あ~、お湯が身体に染みる、生き返るぅぅ。
…いや、待て待て、私は死んでしまったのだ。生き返るもクソもない。

一通り湯巡りを終えると、私は施設内にある「お食事コーナー」へと向う。
そこはちょっとした座敷スペースとなっており、
他の死人の皆さんが各々食事を取っていた。どうやら死んでもお腹は空くようだ。

私は少々のぼせてしまったようで、
座敷に置かれた座布団の上に座ると、そのまま崩れるようにテーブルに突っ伏してしまった。

ふぃ~、極楽、極楽。
クラクラする頭の上で、北海道産の「鮭」が、豪快にたくましく泳いでいた。

「サーモンおろしフジッリ」

<材料:2人前>
フジッリ…100g
鮭フレーク…大さじ2
大根おろし…お好み
ブロッコリー(茹でておく)…お好み
オリーブオイル…大さじ2
ポン酢しょうゆ…お好み

<手順>
1 フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、
  あらかじめ茹でておいたブロッコリーと鮭フレークを炒める。
2 フジッリを加え絡ませ、大根おろしをのせ、ポン酢しょうゆをかけて、フィニッシュ!

トントン。
遠くから、目覚めよと呼ぶ声が聞こえる。
トントン。
分かった、分かったけど、あとちょっとだけ寝かしておいて欲しいんだ。

「お客さん、すみませんが閉店です」

割烹着を着た恰幅のよいおばちゃんが、
ガバっという擬音語が聞こえるぐらいの強引さで、私の体をテーブルから引き剥がした。
何? 何なの? 何事なの? 情況が掴めない私の脳細胞は混乱をきたしている。
そして、口の周りとテーブルには、たくさんのヨダレ。

「お客さん、このお店は朝の4時で閉店なんです」
私は極楽湯から追い出されてしまった。

うぅ~、外は寒いじゃないか。え~っと、つまり、この展開は何なんだ。考えろ、考えろ。
「極楽湯」というのは極楽浄土ではなくて、ただのスーパー銭湯で、そこで私は寝てしまって、
時刻は4時で、ここは現世だから…、そもそも私は死んだわけでもなんでもなくて、
いまは福島駅にいて、え~っと、え~っと。

そうだ。私はいま旅の途中。
これから、東京を経由して、実家の岐阜へと帰るのだ。そうだ、そうなのだ。

私は始発までの時間を、駅周辺のコンビニエンスストアの立ち読みで潰し、
予定より半日遅れで、東京方面行きの電車に乗った。

旅をはじめて5日目。「青春18切符」の有効利用回数のラストDAYだ。

いよいよ旅が終ろうとしている。
果たして、私は最後に何を見るのだろうか?
車窓を流れる景色に聞いたところで、答えは何も返ってはこなかった…

次回へと続く


あ~ だから今夜だけは パスタ茹でていたい♪ あ~ 明日の今頃は僕は汽車の中ぁ~♪

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「トマトスープ缶」de「カニカニトマトパスタ」の巻き

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「そうだ、北へ 行こう(その5)

<前回までの続き> 前回記事はコチラから→「その1」、「その2」、「その3」、「その4
「旅」というものに憧れていた、ニ十歳の頃の私は、
「青春18切符」を片手に、北へと向かう電車の旅に出かけた。
3日目。ようやくたどり着いた北海道だったが、
美味しいものを食べようという当初の目的も果たせず、私は失意のまま、
駅構内の個室トイレで眠ることとなった。
気付けば、切符の有効利用日数は残り2日間。
旅を終らせるため、駆け足で来た道を引き返さなければならない。
タイムリミットの迫るなか、4日目の朝が明けようとしていた…。

44時間:25分:28秒

         44時間:25分:27秒
 
               44時間:25分:26秒……

とにかく、急がなければならない。

急がなければ帰れなくなる。私は始発前の函館駅で、ひとり焦っていた。
「青春18切符」の有効利用日数をオーバーしてしまうのもそうだが、
旅の日程を延長して、当時勤務していたアルバイト先に迷惑をかけるわけにもいかなかった。

4日目の目標は東京まで辿り着くこと。
そうすれば、あと1日かけて、実家の岐阜へと帰ることができる。

東京、東京、東京…。
そういえばと、中学からの同級生が東京に住んでいたことを思い出す。
電話をかけてみると、夜も明けきらない早朝だというのに、友人は元気よく起きていた。

「もしもし。あのさぁ、俺いま、青春18切符を使ったひとり旅の最中で、北海道に来とるんやけど」
「旅? なにそれ? 旅行とちゃうんか?」
「いや、旅行じゃない。旅や、旅。なぁ、ところで相談なんやけど、今日お前んちに泊めてくれん?」
「別に構わんけど、今日中に東京に来れるん? 確か18切符って鈍行電車しか乗れんやら?」
「大丈夫。何としても辿り着く」

連日失敗が続いていた寝床の確保が、本日は早々に出来てしまったようだ。
あとは、北海道を出発したら、真っ直ぐ東京へと向かうのみ

けれども、私には心残りがあった。
北海道っぽいものを何でもイイから食べておきたかったのだ。

そんな思いが神様に通じたのか、早朝から営業しているお店を見つけることができた。
そして、さらにラッキーなことに、函館駅構内にあるその喫茶店のガラス窓にある貼紙には、
「サッポロラーメン」の文字が恭しく躍っていたのだ。

これだ。これしかない。
私は年期の入った木造の入口ドアを開く。
すると、そのドアに付けられた小さな鐘のオブジェが、
カランとひとつ鳴り、店内に来客がやって来たことを優しく告げた。

本当は「カニ」が食べたかった。けれどもラーメンでイイ。これでイイのだ。

「カニカニトマトパスタ」

<材料:2人前>
スパゲッティーニ…200g
トマトスープ缶…1/2缶
カニ風味かまぼこ…好きなだけ
牛乳…大さじ3
にんにく(みじん切り)…1かけ
オリーブオイル…大さじ2
塩・こしょう…各少々

<手順>
1 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、
  香りが立ったら、カニ風味かまぼこを中火で軽く炒める。
2 弱火にして、トマトスープ缶と牛乳を加え、パスタを絡めたら、
  塩・こしょうで味を調えて、フィニッシュ!

その店で、味噌バターラーメンを頼んだことは覚えているが、
果てしてそれが美味しかったどうかは、いまはもう思い出せない。

ただ、北海道っぽいからと選択したバター味だったが、
後乗せする形式で、ラーメンとは別々に出てきたキューブ状のバター。
それを包んだ銀紙にあった生産地の記載欄に、大阪府と書かれていたことはよく覚えている。
北海道じゃなくて大阪のバターじゃん。ひとりでツッコんでみた…。

私はラーメンを食べ終えると、始発の電車に乗り、往路の旅を開始した。
しかし、正直なところ、ラーメンの味と同じく、私はこの日の記憶がほとんどない。
それというのも、北海道から東京へ向かう旅路は、終始眠りっぱなしだったからである。

始点の電車に乗り、眠り、終点の駅へ辿り着く。
また、そこを始点として、電車に乗り、眠り、終点の駅へと辿り着く。その繰り返しだった。

どうやら疲れのピークがやってきていたようだ。
座りっぱなしのお尻といい、肩掛けバックに磨耗された肩といい、身体の節々も痛んでいた。

それでも電車は、北海道、青森、岩手、宮城と、来た道をひたすら戻っていく。

しかしながら、終電は友人の住んでいた東京ではなく、福島県の福島駅で迎えることとなった。
全然間に合わなかったのである。

またもや、宿無しの夜にたどり着いてしまったのか。

北の地に比べれば、寒さはたいしたことはない。
けれども、私の体力はすでに限界にきていた。もはや宿を探す気力すらない。

あぁ、もう駄目だ。もう一歩も動けない。
駅を出て、福島駅周辺を少しの間、ブラついてみたものの、
やがて、その場にへタレ込んでしまった。

福島駅まわりは繁華街になっているらしく、たくさんのネオンが輝いている。。
やがて、その明かりがじんわり滲んできたかと思うと、今度はうっすらと霞み始めた。
あぁ、駄目だ。こんなところで寝てしまっては…。

最後の力を振り絞って目を開ける。するとさっきまでは気がつかなかったが、
「極楽湯」という看板を掲げた、四角形の大きな建物が、私の目の前に建っているではないか。

ははは。どうやら私は力尽きて、遂に死んでしまったようだ。
そしていつの間にか、極楽浄土へとやってきてしまたらしい…。

次回へと続く


人は誰もただひとり旅に出て~ 人は誰もパスタを茹で上げぇる~♪

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「中日ドラゴンズ 2010年度ペナントレース優勝」の巻

               無題

嗚呼、嬉しい。デラ嬉しい。

このところ長々とした文章が続いていることですし、
本日は多くは語りません。

とにかく、いまは、この喜びを皆さまに伝えたいのです。
それでは、一言…、

中日ドラゴンズ、優勝おめでとう


遠い夜空にこだまする パスタの叫びを耳にしてぇ~♪

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「コーン缶」de「タルタルマカロニ」の巻

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「そうだ、北へ 行こう(その4)

<前回までの続き> 前回記事はコチラから→「その1」、「その2」、「その3
「旅」というものに憧れていた、ニ十歳の頃の私は、
「青春18切符」を片手に、北へと向かう電車の旅に出かけた。
3日目。ようやくたどり着いた北海道。
その入口とも呼べる函館駅で見つけた「湯の川温泉行き」の路面電車。
温かさに飢えていた私は、すぐさまその電車に飛び乗った。


私はどこまで物知らずで、オッチョコチョイなのだろう。
少し考えればすぐに分かることなのに…。

結論から言うと、湯の川温泉街の宿泊施設はどれも値段が高かった。
貧乏な私が到底泊まることなど出来やしないほどに高かったのだ。
とはいえ、温泉街にある旅館の宿泊費用が、そこそこするのは当たり前のこと。
少し考えれば分かることである。

それでも温泉が諦めきれなかった私は、
函館駅と湯の川温泉の間になら、安い宿があるんじゃないかと考え、
路面電車ではなく、徒歩で函館駅に引き返しながら、格安の宿をさらに探し歩いてみた。

駄目だ。どれも高いじゃないか。

時刻は夕刻を過ぎ、あたりの風景もだんだんと闇色に染まってきている。
チラホラと降っていた粉雪も、いつのまにかボタン状の大きなものに変わっていた。

顔も手も、溶けた雪でべちゃべちゃだ。前髪はカチカチに凍っている。
このままじゃ例のごとく凍えてしまう、宿探しを一旦諦めて、函館駅へと戻ろう。

しかしながら、路面電車に乗って駅に戻ろうにも、
私にはもはや、その停留所がどこにあるのかすら分からなくなっていた。

結局、徒歩で戻るハメになり、
散々迷ったあげく、ようやく駅に辿り着いた頃には、あたりは真っ暗。
駅前のデパートに掲げてあるデジタル時計は夜の9時を示していた。
どうやら、バスで15分の距離を、3時間近くも歩いてしまったようだ。

疲れが体を支配している。とりあえず、ひと息つこうか。
私は函館駅構内の待合所に並んだプラスチックのベンチに腰掛けた。
すると途端にやってきた眠気。
私は疲労の海へ、グッタリと沈み込んでいった…。

ははは。バカだ、バカだ、バカものだぁ。
北海道産の大きな「とうもろこし」が、私を指差しながら笑っている夢を見た。

「タルタルマカロニ」

<材料:2人前>
コーン缶…1/2缶
マカロニ…100g
タルタルソース…大さじ4
オリーブオイル…小さじ2
レモン汁…小さじ1
塩・こしょう…各少々

<手順>
1 ボウルにタルタルソース、オリーブオイル、コーン、レモン汁を入れ混ぜ合わせる。
2 マカロニを絡ませ、塩・こしょうで味を調えて、フィニッシュ!

いつの間にか寝入ってしまったようだ。
携帯電話のデジタル時計を見ると、時刻は深夜1時を過ぎていた。

宿泊施設を探せる時間ではない。
外に出たら、今度こそ本当に凍死してしまうかもしれない。

寝ぼけた目玉をこすりつつ、辺りを見回す。
こんな時間だというのに、待合所のベンチには私を含め、たくさんの人が座っていた。
おそらく函館駅は、深夜になっても閉められることのない、24時間営業の駅なのだろう。

待合所の人々は、誰かを待っているのか?
それとも、待っている誰かのもとへと、始発列車で赴くつもりなのか?
私は? 私は何故ここにいる? 私を待っている人などドコにもいないのに…。

そんな孤独でササれた思いが、
寒さで凍える身体をいっそう寒くした。というか、本当に寒い。

私以外の待合人は、皆モコモコのダウンジャケットを着込んでいる。
シャカシャカ軽めのウィンドブレーカー姿の私は、明らかに場違いだ。

そんな空気感にいたたまれなくなると同時に、
寝起きの尿意をもようした私は、駅構内のトイレへと向かった。

トイレが一番温かいじゃん。入るなりそう思う。
個室も覗いてみる。ゆとりのあるスペース。便器も壁も床もピカピカに磨かれていた。

もう駄目だ。私は小便をすませると、個室便所の床に寝転がった。

非常識だと笑うがいい。
けれど、不潔とか、他の利用者に迷惑だとか、そんなもの全てがどうでもよくなっていた。
とにかく疲れていた。私は慣れない土地を渡り進むことに疲れてしまっていたのだ。

明日のことは明日考えよう。私はそのままトイレで眠りについた。

けれど、私はこのことを含め、北海道での一連の行動を後々後悔することになる。
なぜなら、このときすでに私の北海道は終ってしまっていたからだ。

「青春18切符」の有効回数は5日間。
行きに3日間を費やした私に残された日にちは、わずかに2日間だけ。
ということは、つまり明日にはこの地を立ち去り、
実家の岐阜へと引き返し始めなければならないのだ。しかも、早々に。

カニ、ほたて、ウニ、鮭、牛乳、じゃがいも、ともろこし、ラーメン…
全ての夢がついえていく。

「湯の川温泉」で立ち往生している場合ではなかった。
徒労に終った宿探しに疲労している場合ではなかった。
そのとき私は、短い時間でも、北海道を楽しんでおくべきだったのだ。

「湯の川温泉」→「雪の中の宿探し」→「ベンチで居眠り」→「トイレで就寝」。
文字で並べてみても、相当情けない感じのする、この行動表は、
私にしてみれば、恐ろしいほど滑稽な出来事として、いまでも脳裏に焼きついている。

けれど、まだ旅は終わりじゃない。
遠足が家に帰るまでが遠足なように、旅も家に帰るまでが旅なのだ。
しかも往路は、疲労を抱えながらの過酷な道程となるだろう。

残された時間は2日間だけ。
果たして、その制限されたタイムリミットの中、
私は無事に、ゴール地点である実家の岐阜へとたどり着けるのだろうか?

残り時間 48時間:00分:00秒

         47時間:59分:59秒
 
             47時間:59分:58秒……(次回へと続く


強いパスタがいま茹で上がっていく 遥か彼方を目指した旅人よ


BY パスタ熱血向上委員会:書記キムラ


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